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2021年07月12日

●心眼を開く稽古  

初代教会長先生のご時代のお話です。井村氏というお方が、毎日お参りなさって、神様に何かお願いなさっておられましたが、お届けには来られませんでした。

★ある時、二代教会長・伊藤コウ師が、初代教会長先生に「先生、あのお方はよくお参りに来られますが、何か願い事があるのではないでしょうか?一向にお届けをなさいませんが…?」とお尋ねになりますと、初代先生は「話を聞いてみたところ、実印がなくなったということだが、まだ本当におすがりする気にはなっていない。今はいくら探しても、自分で神様にお願いしても出てこないと、悩んでおられる。自分の力ではどうしようもないということに至ったら、本当に真剣になっておすがりしてくる。その時を待たせて頂いている。」と仰せられたのでした。

★その後、しばらくすると井村氏がお届けに来られ「先生、この間言っておりました実印が、いくら探しても見つかりません。先生から神様に御祈念してください。実は、私達は40日前にこちらに家を移って参りました。そこで荷物を解いているのですが、もしかしたら途中で落としたのかと思っておりました。実印と一緒に現金と通帳を一緒にしていたのですが、それも出てきません。幸い、たかが知れている額ですが、実印が見つからないのにほとほと困っております。神様にお取次ぎ頂けますでしょうか?」とお届けされました。

★初代先生は、御祈念座に進まれてご祈念されました。それをコウ師は、障子一枚隔てて聞いておられ、「神様、あのように願っておられるご信者の願いを、お聞き届け下さいます様に。あの人がおかげを頂けませんと、とても御用になりませんので、何とぞおかげを蒙られますように。」と、自分のことのように後ろ祈念をなさいました。そして、御祈念なさった初代先生はお結界に戻られて、井村氏に「お帰りになられて白い箱を探して御覧なさい。」と仰せられました。井村氏は大変驚かれて、お礼を申して家に帰られました。それを聞いておられたコウ師も大変驚かれ、「もし万が一、間違いでもあったら、この地で御用出来ませんので、神様、その白い箱が見つかりますように」と再び後ろ祈念されました。

★すると、井村氏は「先生ありました!家中、くまなく片っ端から白い箱を探しましたら、実印も現金も通帳も出てきました!」と大変喜んでお礼申されたのでした。

★初代先生は、まさに心眼に映られたのでした。そのような有難い徳も力も、私達一人ひとりに備わっているのです。ただ、心眼が開けるように稽古が出来ている人と、そうでない人との違いが生まれてくるのです。心の眼・心の耳を開いてゆく稽古を、毎日お広前でさせて頂くのです。神様から頂いたみ教えを、素直に守らせて頂くことを毎日実践させて頂くところに、有難いおかげを蒙らせて頂くことが出来るのです。
【金光教阿倍野教会 日参と聴教 おかげは足運びにあり】

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