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2021年03月28日

●日々、新しく頂き直す 

昭和49年のことです。二代教会長・伊藤コウ師がラジオ放送でなさった教話を、あるお寺の奥様が偶然お聴きになったそうです。その奥様は膀胱や大腸から出血する病を患っておられ、生きる気力を無くし、毎日「死にたい、死にたい…」と泣いて暮らしておられたそうです。そんな時に、偶然コウ師のお説教をお聴きになり、身が震えるほどの感激を覚えられ、「有り難い」という思いが、心の底から湧き起こってこられたというのです。そして、どうしても教会へお参りしたいと願われましたが、病気で外出することが出来ませんので、ご主人である住職さんが、代わりに阿倍野教会に参拝されたのでした。

★住職さんは、お結界に進まれ、コウ師に「うちの家内があなたのお声に感じ入りましてなあ。『もう今日から死にたいと言わない』と申しております。おかげ様で出血も止まり、身体も良くなってきております。有難うございます。ところで先生は、これまで余程ご修行して来られたのでしょう。でなければ、あんなに良いお声にはなりません。あのような良いお話も出来ませんからなあ。」と仰いました。

★するとコウ師は、「いいえ、私はご修行らしいご修行はしておりません。このお道では『此の方の行は、水や火の行ではない。家業が行ぞ。』とみ教え下さっています。私たちに与えて頂いた家業を行として、有難くさせて頂くことがこのお道の信心です。家庭や職場でそれぞれにご修行があるはずです。山にこもったり、滝に打たれて修行するのでもありません。断食をするのではなく、食物を有難く拝んで頂くご修行をさせて頂く。与えて頂いた仕事、生活そのものが修行であるのです。和らぎ賀ぶ心にならせて頂き、全てを拝んで有難く受け切ってゆく。誰もが毎日の生活の中でしておりながら、誰もが疎かにしてしまっている事を、真に有難くさせて頂くのが、このお道のご修行であるのです。」と仰せられたのでした。

★物事を通して神様が教えて下さっておられることがあります。この出来事を通して、どのように自分自身が新しく心を開かせて頂くのか、日々み教えを頂いて、見直し・聞き直し・考え直すことが大切です。この年度末、一年間の見直しをして、次の新しい年度を迎えさせて頂くにあたり、今こそ反省と改まりをさせて頂く時期ですね。しかし、本当は毎日が新しい出発をさせて頂く日々なのです。

★『信心は日々の改まりが第一じゃ。毎日、元日の心で暮らし、日が暮れたら大晦日と思い、夜が明けたら元日と思うて、日々うれしゅう暮らせば、家内に不和はない』とみ教え頂いております通り、新しい年が明けますと、皆お互いに旧年中のお礼を申して、さらに今年一年のお願いを申し上げますね。元日だけに限らず、一年中、そのような心持ちで、今日一日今日一日を大切に、生活させて頂くことが出来ましたら、どれ程有難い日々を過ごさせて頂けるでしょうか。毎日、元日の心を保ち続け、毎日新たな気持ちで向上し、日々新たな自分に生まれ変わらせて頂くつもりで、日々、見直し・聞き直し・考え直しをさせて頂きましょう。
【金光教阿倍野教会 日参と聴教 おかげは足運びにあり】

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posted by 金光教阿倍野教会 at 05:48 | 令和3年の「み教え」