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2020年07月02日

●根深い不成心をコツコツお取り払い頂く

 あるご婦人は、神経性の緑内障を患われ、大学病院等の数件の病院の医師から、「手術は無理、回復も見込めない」と診断を受けておられたのでした。両眼とも視力を失って、生きる気力も失いかけておられたところを、お導き頂かれ、二代教会長・伊藤コウ師のお取次を頂かれたのでした。

★その時に、「ここにお引き寄せ頂いたということは、神様がおかげを頂かせてやろうと思し召し下さっておられるからでしょう。3週間の日を切っておかげを頂きましょう。しかし、医師から、もう治らないと言われている程のことを、おかげを頂きたいとお願いするのですから、3週間何かご修行させて頂きましょう。」とみ教え下さったのです。「どんなご修行をさせて頂いたらよろしいでしょうか?」と尋ねられますと、伊藤コウ師は「お願いさせて頂くからには、『必ずおかげを頂ける』と信じること、そして、どんな小さなことでも、喜ぶ稽古をさせて頂きましょう。」とみ教え下されたのでした。

★ご婦人は、それから毎日朝と昼の2回、お導きの方が2人手を引いて付き添ってくださり、阪堺上町線の当時平野線の中野駅から電車に乗って、日参を続けることが出来られたのでした。そうして3週間経ったある日、ご婦人が1人でお参りになったので、三代教会長先生が、「今日はお導きの方々はどうなさったんですか?」と尋ねられますと、「今日は1人なんです。目が見えるんです。」と、答えられたのです。三代教会長先生は驚かれ、「それは結構なおかげを頂かれましたな!しかし、そんな大みかげを頂いたら、飛び上がるほど嬉しいでしょうに、なぜあなたは、それ程嬉しそうでもないんですか?」とお聞きになりますと、「そうなんです。自分でも、喜ぶのが下手やと思います。実は今日は針の穴に糸が通せて縫物が出来たのです。」と、答えられたということです。

★不平不足の心、我情我欲など、人間の不成心というのは根深いものがあり、簡単にお取り払い頂けるものではありません。1回でも多く参拝させて頂いて、繰り返し繰り返しみ教えを頂きつつ、自らご修行を決めさせて頂いて、コツコツと信行に励ませて頂きたいと思います。

★『信心は手厚くせよ。うちで信心しておりますと言うのは、信心の抜けたはじめじゃ。』

【金光教阿倍野教会 日参と聴教 おかげは足運びにあり】

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posted by 金光教阿倍野教会 at 06:02 | 令和2年の「み教え」