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2020年06月17日

●悪い顔を見せないように

金光キクヨ姫の元に、長男さんを亡くされたあるご信者が、毎日泣きながら暮らし「辛いことばかりだ、苦しいことばかりだ」と思って、心の内を聞いて頂きたいと悲しみに暮れて訪ねていかれた時のことです。キクヨ姫は、「そうでしょう、そうでしょう・・・」と、ご信者に寄り添い、最後まで話に耳を傾けられた後に、「それでも、何か少し、指の先ほどでも、針で突いたほどでも、喜べることはありませんか?」とお尋ねになられました。ご信者は、「はい、あります」と、自分でも驚きながら、そう答えることが出来られたのです。続いてキクヨ姫は、「それでは、その喜べることを、喜ばせてもらいなさい。辛いことは、ちょっと後ろに置いておきなさい。」と、お話しになられたのでした。

★ご信者は、帰る道すがら、よくよくみ教えのご意味を考えているうちに、「『私は悪いことは、何もしていないのに…』と思っていたけれど、毎日、良いことはそっちのけにして、悪いことばかり先に立てて『私は辛い』と、より自分を苦しめていたのだなあ・・」と、気が付かれたのです。そして、『こんな私でも、親神様の氏子なのだ。その私が、喜びもなく朝から晩まで嘆き悲しんで、親神様はどれ程お心を痛められただろうか…。申し訳ないことであった」と、お詫びの気持ちが湧いてこられたのでした。そこから更に、「こんな私にも、神様は毎日の生活を与えて下さっている。なんと有り難いことではないか。これからは、力いっぱい、真心を込めて働かせて頂いて、後のことは神様にお任せしよう。」と、思わせて頂くことが出来られたのでした。

★『昔から、親が鏡二つ買うて持たして嫁入りをさせるのはなにゆえか。これは顔をきれいにするばかりではない。第一、その家を治めに行くのである。心につらい悲しいと思う時に鏡を立て、必ず人に悪い顔を見せんようにし、その一家を治めよということである。』
【金光教阿倍野教会 日参と聴教 おかげは足運びにあり】

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posted by 金光教阿倍野教会 at 05:48 | 令和2年の「み教え」