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2019年12月16日

●ご信心の元を忘れずに

初代教会長先生の兄・庄五郎氏のある日の夢に、棍棒・鶴嘴を手に無頼漢が十数名「庄五郎の命はもらった」と追いかけてきます。庄五郎氏は逃げ回った挙句、教会に飛び込んだのでした。御神殿の裏へ隠して頂きますと、無頼漢が押し寄せて入ってきて「庄五郎を出せ」と怒鳴ったのです。

その時に、安武松太郎師が「庄五郎は確かにここに来た。しかし、すぐに装束を着せて御本部へ行かせた」と言って下されたところ、無頼漢たちは立ち去ったそうです。あまりにも鮮明な夢であったため、庄五郎氏は、安武松太郎師に夢の内容をお伺いされますと、
[棍棒・鶴嘴を持って、恐ろしい形相の無頼漢がきたという事は、お前の家のめぐりじゃ。また、追われて教会へ逃げ込んだという事は、神様に救われにきたのじゃ。お前の家のめぐりは、一筋縄や二筋縄ではとても手に負えぬほどに手強い。お取り払い頂くためには、道の教師となって、人を助けさせて頂く徳によって救って頂くのじゃ。その理由に「庄五郎は装束を着せて御本部へ行かせた」と言うたことではっきりしている]と仰せになられたのでした。

★庄五郎氏は読み書きが出来ませんから家族で話し合いをした結果、庄五郎氏の代わりとして、弟の徳次師が「私がご修行に入らせて頂くことで、家族中が助かるならば行かせて頂きます。」と覚悟を決められ、家のめぐりのお取り払いの為に家の代表として、徳次師が16才から23才まで、足掛け8年甘木教会で御修行して下さいました。

★甘木教会のお広前でお育てを頂かれ、そのお徳で以て阿倍野教会が現在のように御用をさせて頂けるということは、真にもったいないことであると思わせて頂きます。私達には皆夫々にご信心の元があります。有難い元になって頂いているところがありますから、今このようにそれぞれが結構に生活をさせて頂き、家庭の上でも社会の上でもお役に立たせて頂けているのです。元となるところを忘れずに、一年の締めくくりであります12月をお礼の心に満ち満ちて過ごさせて頂きましょう。

★『一家の内に一人、本当にご信心な者があれば、一家はみな信心になる。一村に一軒、本当にご信心な家があれば、一村みんなおかげを受けるようになる。信心は一粒万倍じゃから、はじめに信心する者がよい種をまいておかねばならぬ。種が悪いと悪い伝になって、なんぼうよいぐあいに育てようと思うても、なかなかよくならぬ。』
posted by 金光教阿倍野教会 at 05:41 | 令和元年の「み教え」