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2019年05月10日

●天地の賜り物を有難く拝んで頂く生活 

二代教会長伊藤コウ師のご母堂・ハル氏が入信の始めに、京都の北野天満宮の近くの長屋に引っ越しをされました時、その長屋の井戸が枯れていました。大変不便で、近隣にお水をもらいに行かなければならなかったそうです。ハル氏は御神殿に額づかれて「これまで、私共がお水に対してご無礼不行き届きを重ねてきたので、伊藤の家のめぐりがこのような形となって表れました。お礼の足らない生活、ご無礼の多かったことをお許し頂けますように。」とお詫びをなさいました。そして、毎日井戸の淵や周りを掃除され、井戸のふたの上にお供え物をさせて頂き、蝋燭を灯されて「どうぞ私共が改まったご信心をさせて頂きますので、枯れた井戸に水を湧かせて下さいませ。天地のお徳を表して下さいませ。」と、日々ご祈念を欠かさずされたのです。そうして諦めずにご祈念されておられますと、再び水が湧き出ることになったのでした。

★その後、ハル氏は大阪に引っ越しをされ、昭和2年旧広前が立派にご建築が出来た時、竹本駒三師より「ご隠居さん、随分ご苦労なさりお疲れでしょうから、懐かしい京都へ来て骨休みなさい。」と仰いました。そのお言葉により、ハル氏は京都の賀茂の教会へ参拝され、その間に以前住んでおられた長屋の井戸を見に行かれたそうです。すると、きちんと水が湧いていたのでした。

★そのお話を修行生の方に、「水のご恩をよくわからせて頂くということは,二度と水に困るということはありません。お金のご恩、仕事のご恩、これも同じことですよ。」と折に触れて聴かせて下さいました。そのお話を聞かれた修行生の一人が、信じ難いと思われ井戸を見に行かれますと、コンコンとそこに水が湧き出ており、納得されたということです。

★天地の賜り物(水や食物・空気や太陽のお照らし、お土地やお家…等々)を拝んで御礼を申して頂きますと、その中に含まれている天地のお徳を、体内に取り入れることが出来るのです。同様に、仕事も土地も家屋も人間関係も、全てに拝んで生活させて頂きますと、御神徳を蒙ることが出来るのです。御礼の足りないこと、無駄を生んでご無礼を積み重ねていることをお詫びし、万物を有難く拝んで頂く生活を心掛けておりますと、健康な体と健全な精神を保ち続けていくことになるのですね。
【金光教阿倍野教会 日参と聴教 おかげは足運びにあり】

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posted by 金光教阿倍野教会 at 05:42 | 平成31年の「み教え」