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2017年05月30日

●恨みに報ゆるに徳をもってす

阿倍野教会の信徒総代をなさった山階氏は、幼い頃に実母を亡くされ、義理のお母さんに育てられたのでしたが、「義母はいつも義弟ばかりを大事にし、自分は疎んじられている」と思い続けておられたのでした。そして、10代の終わりに家出をされ、「成功して親を見返してやりたい」という一念で、小さな鉄工所を営んでおられましたが、多額の借金を抱え、中之島公園でアイスを売って、日銭を稼がなければならない苦しい状態に陥られたのでした。

★そうして、30年以上も親に音信不通の状態が続いておられたのでしたが、49才の時にお導き頂かれ、伊藤ハル刀自より「何十年も音信不通になっているとは、どれ程親は心配されていることでしょう。それは、親不孝の極みです。そこにあなたが結構にならない元があるのです。親の御恩のわからない人間にどうして天地の親神様の御恩が分かるでしょうか!まず両親にお詫びに行かせて頂き安心して頂きなさい。これからは親孝行させて頂けるように改まりなさい。」とのみ教えを素直に頂かれて、

早速実家に戻られてお詫びをされました。み教えを頂くことによって、30年以上積み重ねてきた親不孝の心から、真に親孝行を願う心に切り替えることが出来られ、神様におすがりしながら、どこまでも真心で孝養を尽くされたのです。

そうして一心にお礼とお詫びの信心に打ち込まれますと、鉄工所は10年の間に目覚ましい発展を遂げ、従業員100名を超える大きな工場に繁盛のおかげを頂かれたのでした。また、お義母さんには一番良い部屋を用意させて頂かれたのでした。

★先ず第一に、自分自身の環境(有難い両親のもとに生まれ、結構に育てて頂いたこと、現在は有難い仕事に就かせて頂いていること、有難い家族を与えて頂いていること、有難い場所に住居していること等)を喜ばせて頂くことと、

第二に、周囲の方を「どうぞこの方が助かってゆかれますように」とお願いしていくことが大切です。『真あれば徳ありと、昔の者がいうておろうが。真で損をするように思うのは、やっぱり真が足らぬのぞ。恨みに報ゆるに徳をもってすということがあろうが。ご信心する者はこれじゃ。』とみ教え頂いておりますように、

山階氏は、これまでの恨み等をお取り払い頂いて「どうぞ親孝行させて頂けます様に」という心に変わらせて頂いたのです。真を神様に向けさせて頂き、周囲の助かりを祈る稽古をさせて頂いて、有難い心持ちにならせて頂けるおかげを蒙らせて頂きましょう。
posted by 金光教阿倍野教会 at 05:48 | 平成29年の「み教え」