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2017年01月26日

●世界に一つだけの物 

 私が中学生の頃、デニム地で自分で作ったペンケースが破れて古くなってきましたので、貯めていたお小遣いで、新しい革のペンケースを買わせて頂きました。そしてその買ってきた革のペンケースを机の上に置いて勉強させて頂いておりますと、後ろを通られた二代教会長伊藤コウ師がもう一度戻って来られ、私に「筆箱を持って来なさい。」と仰ったのです。私はお伺いせずに買いましたので、ギクッとしました。

★そして買ってきた革のペンケースと自分で作ったペンケースを持っていきますと、コウ師は「あなたはどちらの方が値打ちがあると思いますか?」と聞かれました。私が返答に困っておりますと、コウ師は「では、買った筆箱は世界に何個ありますか?自分で作った物は世界に何個ありますか?」と聞かれたのです。

★私は「買った方は、たくさんあると思います。自分で作った物は、一つです。」と答えますと、コウ師は「世界にたくさんある物と、世界に一つの物とでは、どちらが値打ちのある物ですか?」と聞かれたのです。私は「その意味で言えば自分で作った物だと思います。」と申しますと、コウ師は「新しい物が欲しければ、もう一度作りなさい。」と仰いました。

★私は「分かりました。ではこの買ってきた物は、先々使わせて頂きますので、置いておきます。」と答えさせて頂きますと、コウ師は「お店に返して来なさい。」と仰ったのです。私は店頭で時間をかけて選んで買った物を、返品する事はとても恥ずかしい事でしたが、その店へ返品に行かせて頂きました。店主の方は、快く返品を承諾して下さり、家に帰ってコウ師に報告させて頂きますと、大変お喜び下さったのでした。

★その一ヶ月ほど後、私の誕生日に三代教会長伊藤良三師は、ご自身が使っておられたペンケースをプレゼントして下さったのです。それ以来40年以上も立ちますが、今日まで一度もペンケースを買うことがありませんでした。しかしペンケースは次々と集まってくるばかりで、決して困ることはないおかげを頂いております。何事もみ教えを素直に守らせて頂きますと、後になって困らないように神様が次々と整えて下さることがよく分からせて頂きます。

【金光教阿倍野教会 日参と聴教 おかげは足運びにあり】

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posted by 金光教阿倍野教会 at 05:37 | 平成28年の「み教え」