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2016年12月31日

●「これをおかげにせよ」 

 本日は大晦日を迎えさせて頂き、本年締めくくりの日とならせて頂きました。こうして毎日健康で参拝がさせて頂けるということが一番有難いことであり、神様がお喜び下さることです。今年一年間の御礼・お詫びを申させて頂き、新年がより一層有難い年にならせて頂けます様、お願いさせて頂きましょう。

★米国サンフランシスコに於いて布教の第一歩を印された福田美亮師は、東京での大学卒業後間もなく、住居が全焼し無一物になられるという大変な経験をなさいました。しかしその時先生は、
(1)長年かかって集めた多数の書物が焼けたことは、「小理屈を捨てよ」との神様からのみ教え
(2)大学の卒業証書が焼けたことは、「肩書を捨てよ」とのみ教え
(3)着物や伝家の宝刀が焼けたことは、「虚飾を捨てよ」とのみ教え
(4)大学の住所録の焼失は、「今までの友達との付き合いよりも、新しく信心の友達をつくりなさい」
とのみ教えと、全て神様からのみ教えと、実に潔く有り難く頂かれたのでした。

★そして、「火事に遭った悲しみは無く、清々しい無一物からの出発が返って有り難かった」と残しておられます。それからは、一時親戚を頼られたり、電車で移動しておられたところを、全て下駄履きで歩かれるなど、通常で考えますと不便を極められたことと思いますが、打ちひしがれるどころか、心勇んで全てを神様からのみ教えとして有り難く受け切られたのでした。そして、この火事の経験から『生かされて生きている』ということを悟られたのです。

★私たちは日々、自分自身の生活を見直し、考え直してゆくことが大切です。何か出来事が起こってきた時には、まず自分を振り返ることが柔軟で若々しい人のあり方です。反対に心が老化してしまうのは、頑なで人の話を聞き入れない姿です。「他が悪いからこのような事が起こってくるのだ」と、出来事を他のせいにしてしまっては、信心になりません。神様がこの出来事を通して「これをおかげにせよ」と教えて下さっている事に気付かせて頂くことが苦難に処する道であるのですね。

【金光教阿倍野教会 日参と聴教 おかげは足運びにあり】

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posted by 金光教阿倍野教会 at 05:31 | 平成28年の「み教え」