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2016年10月22日

●自分で力んでもなかなか我欲を放せないが… 

 私が金光教学院にご修行中に学院長として御用なさっておられました内田守昌師は大変立派な先生であられました。重厚なお人柄であられましたから私はいつも尊敬いたしておりました。その先生がネフローゼ症候群を患われ入院なされた時のお話です。

★入院されて薬を毎日投与して頂かれ、一週間が経ってもなかなか効果が表れず、医師から「今日も効果が無い。」とばかり言われたそうです。毎日効果がないと言われますと、「もうこれで私は死んでしまうのではないか。」「私の家族はどうなるのか。」と、心配に捉われて不安でたまらない日々を過ごしておられました。

★そんなある日、松山先生の奥様であられます、いち先生が病院にお見舞いに来て下さり「お願いしておりますよ。」と仰せられたそうです。そのお言葉がすとんと内田師の心に納まり、「そうだ、御祈念して頂いてるじゃないか。この親奥様の願いの中にすべてお任せしたらいいじゃないか。自分で力んであれこれ心配せずともよいじゃないか。」と思われたそうです。涙があふれ「今日がおかげ日だ!」と大変有難い気持ちになられたそうです。すると次の日に医師から「内田さん、薬が効いた!」と告げて頂かれ、それからどんどんと良くなられて、病院食も美味しくて毎日完食され、全快のおかげを頂かれたのでした。

★内田先生ご自身がお話しなさっておられた中に[自分で欲を放そうとかすればするほどそれができないものです。ところが「お願いしておりますよ」といういわばお取次ぎの言葉を頂いた時、すっとそういう気持ちにならせて頂いたのです。いのちが承服したのです。なんでもないですね。放してみると、楽になるしありがたいし、ご飯はおいしいし、毎日が生き生きしてくるわけです。]とあります。

★『安心になるのもわが心、心配になるのもわが心』全てを生み出していくのはわが心からです。人間ですから出来てくる事に対して、心配もしますし、不安や焦りもあります。しかし御信心させて頂く私共は、いらない心配や不安、焦りを神様におすがりする心に変えさせて頂き、日々金光様のお取次を頂いて、今日を喜び、明日を楽しみにする事を稽古させて頂くことが大切ですね。

【金光教阿倍野教会 日参と聴教 おかげは足運びにあり】

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posted by 金光教阿倍野教会 at 05:57 | 平成28年の「み教え」