金光教阿倍野教会ページ内リンク


2016年09月25日

●たらいの水の信心

 以前、三代教会長伊藤良三師の同級で、幼少の頃より熱心に信心なさっておられた税理士のご信者が、「世の人々がご信心をなさり、天地の道理に基づいた生き方をさせて頂けるように心根が変わって頂きたいと思うことが度々あります。特に『たらいの水の信心』『めぐりのお取払い』というみ教えを皆がしっかりと分からせて頂くことが大切だと思います。」と、仰っておられました。

★このご信者は、顧問先に船場のある大きな卸問屋さんを持たれていました。店主がお父さんのご時代は、堅実にお仕事をなされて、お店は実に繁盛していたのですが、お父さんが亡くなられて息子さんに代替わりしますと、息子さんは相続税を申告せずに自分のものにしてしまったのです。それが分かったご信者は息子さんに、「相続税を払わなければいけませんよ。修正申告しましょう。」と忠告なさいましたが、息子さんは、「あんたは私の敵か!うちの顧問の税理士ならなんとか税金を払わなくてよいように私の味方をしろ!」と言われ、忠告に従わずにそのお金で土地を買って、大きな屋敷を建てられたのです。すると、何年か後に「丼池の大火」と言われる大火事に遭われ、帳簿も金庫も持ち出せずに店が焼けてしまいました。そして、税金をごまかして手に入れた土地も屋敷も全て売り払わなければならなくなり、後にその家は絶えてしまうことになったのです。

★神様がご覧になられていることを知らない人たちの中には、人の目をごまかしたら得をすると思っている人が少なくありません。たらいに水を入れて向こうへ向こうへと水を押すと、たらいの向かい側のふちに当たって返ってくる様に、相手の為を思ってさせて頂いた良いことは後々自分自身に返ってきます。反対に、水をこちらの方へと取り込もうとすると、向こうへ返っていく様に、私利の為にしたことは後々自分の手から放れてしまいます。人の目をごまかして手に入れたものは、後々帳尻が合うように神様がなさるのですね。日々の生活の中で、自分のことよりも先に周囲の人のことを祈り願える『たらいの水の信心』を心掛けさせて頂きましょう。

【金光教阿倍野教会 日参と聴教 おかげは足運びにあり】

金光教阿倍野教会 公式ホームページへ◆
posted by 金光教阿倍野教会 at 05:38 | 平成28年の「み教え」