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2016年06月25日

●「信心辛抱」から開ける真のおかげ

 藤原佐理・藤原行成と並んで「三跡」の一人、小野道風が描かれた人形浄瑠璃にこんな話が出てきます。いくら書いても書が上達しないと悲観していた小野道風が、しとしと雨が降る日に道を歩いていると、柳の下にいる一匹のカエルがふと目に留まりました。柳の小枝にしきりに跳びつこうとしている雨ガエルは、跳んでは落ち、跳んでは落ち、何度落ちても止めようとしません。とうとう最後に柳に跳びつくことが出来ました。道風は「私は悪筆で書いても思うように上達しないと思い込んでいたが、そうではなかった。まだまだ稽古が足りなかっただけであった。こんなことで諦めてはならない。このカエルが教えてくれているではないか。」それから道風は精進を重ねて書の第一人者となったというお話です。

★二代教会長伊藤コウ師は、「お徳と力を頂くことの第一は、『信心辛抱』であると思います。教組様は、『辛抱するがよい。辛抱というぼうは強い棒じゃ。何を担うても折れるようなことはない。もし折れたり曲がったりしたら、それは辛抱じゃない。こんこうさま尋求教語録の中には、『信心辛抱』と言うてござったが、おかげを受けようと思えば辛抱になければならぬ。信心は長う続かねばならぬ。長うて強い信心辛抱には、どのくらいなおかげを担えるやらわからぬぞ。先を楽しんで信心辛抱さしてもらうがよい。』と、み教え下さっておられます。信心は、長く続かせて頂いたら本当の値打ちがわからせて頂けますし、本当のおかげを頂いていくには、長く続かせて頂くことが大切です。神様の綱を握って、しっかり信心辛抱させて頂くこと。その問題を通してもう一段信心が向上させて頂く事。それこそが、徳と力を頂くことになるのです。」と、おっしゃっておられます。

★事柄の解決ばかりを焦って、自分の心の持ちよう、生活のあり方を一向に改まらないというのでは、たとえ問題が一つ解決したとしても、痛みが起こる元、苦しみを生み出す元を断つことは出来ません。目の前の問題を通して真のおかげを頂く心になり、しっかり信心辛抱の稽古をさせて頂きましょう。

【金光教阿倍野教会 日参と聴教 おかげは足運びにあり】

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posted by 金光教阿倍野教会 at 05:44 | 平成28年の「み教え」