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2021年10月10日

●足元の大きな穴を埋め、盤石にする為 

8日のみかげ会で、お話しされた藤原氏のお父様は、家具職人であられました。

★ある家具製造会社の職長として、安い月給で勤務しておられた時のことです。勤務してから5年ほどして、会社の社長が土地を勝手に売却し、何千万という会社のお金をすべて持ち逃げして、「後のことはお父様に頼む」とのことで行方不明となり、倒産したのでした。この時、工場の機械は、全てお父様の名義になっており、注文先の方々はお父様に「社長になって仕事を続けて下さい」と言って下さり、また職人さんも「一緒に仕事をして下さる」と言って下さったのです。

★会社の売り上げは安定し、なんら問題はなかったので、お父様は、「今まで辛抱したおかげで、結構なお話を頂いた」と思って、二代教会長・伊藤コウ師にお届けされました。コウ師は「そんな物はすべて返して、無条件でやめてきなさい。あなたのしていることは、大きな穴の上で仕事をしているようなもの。行く行くは、みんな逃してしまう物です。」と仰せられたのです。しかし、お父様は仕事が軌道に乗っているので、未練があり、その後も製品を作っておられました。ある日、コウ師はお父様をお呼びになり、「泥沼に釘を打っているようなものだから、いくらしても無駄です。直ぐに辞めなさい。」と懇々とお話し下さったのでした。お父様は、他の方に無条件ですべて譲り、退職され、新たに家具職人としてほかの会社に勤められました。コウ師は、めぐりのついた物を身につけないようにと、ご教導下さったのです。

★後になって判明したことですが、お金を持ち逃げした社長は、その後1年余りで、心臓麻痺で亡くなってしまったそうです。また、無条件で譲り渡した会社は、売り上げが2億円以上までに成長しておりましたが、悪い人に乗っ取られて、倒産したというのです。

★お父様が、家具のお店を独立開業される際に、コウ師より「お客さまからの注文を、断ってはいけません。お金が無かったら買わない。借金はしない。何事にも先ず、御祈念をさせて頂くこと。何事も、する前にお取次ぎ頂き、お願いをするのと、しないのとでは、天地の差があります。」とみ教え頂かれ、生涯守り通されました。そして、日々の御用では、17年に亘って数取りの御用を続けられ、毎朝のお参りは、御祈念が始まる前に参拝され、50年間お国替えされるまで続けられたのでした。

★信心辛抱のご修行を、有難くさせて頂かれたことにより、後々の子孫まで、健康の上にも、お仕事の上にも、経済の上にも、全てにおかげを頂いておられるのです。
【金光教阿倍野教会 日参と聴教 おかげは足運びにあり】

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posted by 金光教阿倍野教会 at 05:48 | 令和3年の「み教え」