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2021年08月08日

●喜びに満ちた人生に

 戦後少し経った頃、二代教会長・伊藤コウ師が出向かれた、あるご信者のお宅祭で、たまたま居合わせてお宅祭を拝まれた方がありました。戦争で2人の息子さんを亡くされ、悲嘆にくれておられたのです。

★「先生、世の中はつまらんもんですな。正直者はバカを見る。その一人が私ですわ。戦争中にお上が出せと言うから、家にある金品や大事なものを全て国に差し出しました。そんなことをしたばっかりに、戦争が終わっても生活は苦しくてやっていけません。そして何より辛いのは、戦争で二人の息子を亡くしたことです。わざわざ遠い神社まで参って武運長久を願っていたのに、息子達は戦死してしまった。私は以前、いくつかの宗教について勉強したこともありますが、どれも腑に落ちないことばかりでした。」と怒りと不足に満ちて話されたのでした。

★伊藤コウ師は気の毒に思われ、その方に、「あなたには、まだ勉強することがありますよ。金光教という勉強が残っています。ぜひともお道に入れて頂いて、本当の信心をさせて頂いて、その暗い暗い苦しみに満ちた人生が、明るい喜びに満ちた人生に変わられることをお願いしております。見るもの・触るもの一切が有り難く変わって見えてきますよ。自分の力で何でもできる、という力みが、思い上がりだと分からせて頂けるようになります。本当にご信心されましたら、毎日が何と有り難いものかと、お礼申さずにはおれないようになりますよ。」と、教え諭されたのでした。

★他方、阿倍野教会に日参なさっておられたあるご信者は、やはり二人の息子さんを戦争で亡くされました。その後も毎日一生懸命にお参りをなさって、丁寧に御祈念を込めておられたのです。「息子達は、今は遠い離れた所に出張して、その出張先から親孝行をしてくれて、私達親を守ってくれておるのだと毎日思っております。」と仰ったのでした。息子さん達が御霊ながらに安心し、お徳の高い御霊神となられるように御祈念を込めておられたのです。

★『生きても死にても天と地とは我が住みかと思えよ』と、み教え頂いておりますように、生きている間は勿論のこと、死んだ後も神様のおかげを頂いて、お守りを受け通しに受けさせて頂いているのです。日々、生神金光大神様のお取次を頂き、信心の稽古に励ませて頂いて、神様にお喜び頂き、ご安心頂けるような生き方に進ませて頂きたいと思います。

【金光教阿倍野教会 日参と聴教 おかげは足運びにあり】

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posted by 金光教阿倍野教会 at 05:36 | 令和3年の「み教え」