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2021年02月12日

●ご恩を知ってご恩に報いてゆく働き 

先日、昭和38年の二代教会長・伊藤コウ師のみ教えを、心新たに拝聴させて頂きました。

★「衣食足りて礼節を知る」という故事成語があります。これは、「生活にこと欠かなくなって、人は礼儀に心を向ける余裕ができる。」という内容です。戦後の生活の苦しい時のお話ですが、とある学校の先生の奥様がひもじさに耐えきれず、他人の畑の芋を盗んで捕まって、電信柱に括りつけられたということをニュースでお聞きになられました。人間は、いくら高等な教育を受けられても、食べるものがなければ、心にも迷いが生じてしまうものだということです。

★ですから日々、心も身体も健康でおかげを頂き、豊かな生活をさせて頂けるようにおかげを頂いてゆくことは、実に大事なことです。そこで「五つのお願い」(1体の丈夫、2子孫の信心教育、3豊かな生活、4平和円満、5徳と力)をどんな家でも願い続ける必要があります。また、借金のない生活をさせて頂くことが大切です。もし借金があれば、神様にお願いして一日でも早く返済させて頂けるように、日々の生活でおかげを蒙らせて頂く必要があります。借金のない生活とは、これまでのご恩を知ってご恩に報いてゆく生活です。

★ただし、銀行からの融資を受けた借金や、友人、知人、親戚から借りたお金を返済すればそれで終わりということではなく、今までお世話になった分だけ、自分自身の足元に穴が開いていると捉えるのです。その穴の開いた足元に、いくら立派なものを建てたいと思っても、基礎がしっかりしていないので、建てたものがぐらつくのは当然です。ですから、自分自身の過去にお世話になった事に対する、「ご恩を知って、ご恩に報いてゆく働き」をしっかりとさせて頂かねば結構にはなりません。それは親孝行も含みます。そして、国民の義務を果たさせて頂くよう、税金も納めさせて頂くのです。これまでの御礼に働かせて頂けます様に、というお願いの在り方が実に大切なことです。

★二宮金次郎先生は、「ここに一つのたらいがある。そのたらいの中に水を一杯貯めておく。それが自分の財産で、その中に石を一つ放り込むと石の大きさだけ水が減っていく。この石は借金です。たくさん石を放り込めば放り込んだだけ、たらいの中の水が減ってゆくのです。」と記しておられます。その水が家の豊かさを表し、石は恩借を表すのです。石を取り出して、水で貯えていかなければなりませんね。

★日々、心配のない生活をさせて頂く為には、先を楽しみに信心辛抱をさせて頂き、質素倹約をして三年の貯えが出来るように、おかげを蒙らせて頂きたいと思います。
【金光教阿倍野教会 日参と聴教 おかげは足運びにあり】

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posted by 金光教阿倍野教会 at 05:44 | 令和3年の「み教え」