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2020年11月24日

●「人を呪わば穴一つ」  

11月23日は、28才の時に交通事故でお国替えになった、私の家内の兄の御命日でした。まだ結婚されて間もない新婚家庭であられたそうです。家内の兄は、1男5女の6人兄弟の総領息子で、当時神戸の第五管区海上保安庁に勤めておられました。

★昭和55年、兄は仕事の帰りに車にはねられ、意識不明の状態で病院に運ばれましたが、28才という若さでお国替えされました。相手の方は20才くらいの若い方で、その父親と本人とが家内の父に土下座して謝罪されたそうです。家内の両親は総領息子を不慮の事故で突然失われ、悲痛極まりないことであられたと思います。しかし家内の父は、警察へ「相手の方はまだ若く将来がありますから、なるだけ罪を軽くしてあげて下さい。」と、事故を起こした相手の青年の将来を考えられ、嘆願書を出されたのでした。その後、父は家族の間でも恨みごとは勿論のこと、事故の話を一切話題に出されることはなかったそうです。父は相手を恨むのではなく、相手の立ち行きを願われ、後々にめぐりを残されぬように祈りに変えられたのでした。辛い出来事から、恨みや更なる悲しみを生むことなく、お徳を頂く方向へと進んでいかれる手本となる在り方を、示しておられたのだと思います。つまらない事を言わず辛抱なさってお願いに変えていかれたので、周囲にその心が伝わってゆき、願っておられた後継の事が有難い形で成就出来てゆかれたのです。

★「この恨み、晴らさでおくべきか…」という気で生活しておりますと、決して結構なものは生まれず、全て自分自身に返ってくるのです。「人を呪わば穴二つ」と言いますが、「人を呪わば穴一つ」です。呪った人間が落ちるだけのことです。

★教祖様は『日に日に悪い心を持つなよ。人に悪い事を言われても、根に持ってはいけない』とみ教え下さっておられます。どんな時であっても、常に悪い心を持たず、良い心を持たせて頂くような生き方を、生涯貫いてゆけるようにおかげを頂いて参りたいと思います。

★令和3年1月の寒修行信行期間に向けまして〔「難儀に負けない、常に喜びを見出す信心。」『心配する心で信心をせよ』〕という目標を設けさせて頂きました。どんな時にも慌てず焦らず、良い方へ良い方へ、心配りをさせて頂く生き方に努めさせて頂きましょう。
【金光教阿倍野教会 日参と聴教 おかげは足運びにあり】

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posted by 金光教阿倍野教会 at 05:35 | 令和2年の「み教え」