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2020年10月12日

●先を楽しみに、今日を喜んで信心させて頂く

 教祖様のご在世中に、祈念祈祷を重んじていた修験道の山伏が、教祖様のみ教えを一方的に敵対視し、お広前を度々荒らしに来たのでした。しかし、教祖様は山伏に対して腹をお立てになるどころか、津川治雄師に『このお広前へある山伏が来てかれこれ(暴挙を働く)したことは、よくご承知であるが、これを自分が腹を立ててかれこれ(仕返し)してはいけない。これくらいのことは、神様のお力でお払いのけになることはわけはない。それなのに、そのようにたびたび来るのは、神様がおやりなさるのであるから、私はいっこうに腹は立てない。…この神様のお道は年々にご繁盛なさる。氏子先で合点せよ』とおっしゃり、どこまでも「神様のさせなさるご修行」と受け切って行かれ、腹を立てられることも、仕返しをする心にもなられませんでした。それは、神様がその体験を通して、物事や環境、人の心を整えて下さることを、有難くとらえておられたからです。また、先を楽しみにお願いなさっておられたことが、よく分からせて頂きます。

★慶応3年12月24日、高橋富枝先生が御神前で拝んでおられましたら、『大谷には山伏が来て荒らしたが、来春3月の7日、8日頃にはお上へ通り、公に拝めるようになるから、酒と肴とを持って歓びに行け。』と神様からお知らせがありました。高橋富枝先生は、すぐに清酒と鯛を用意され、お広前に参拝されますと、献納の提灯や絵馬・幕など所狭しと置かれていた物が、何もかも山伏に持って行かれてしまい、ささやかにお社がお祀りされており、涙が出るような光景でありました。参拝者がみな異口同音に、山伏の暴挙に対して不満を申す中、高橋富枝先生は涙を堪えて「結構なお煤(すす)払いでございます。」(大掃除の意味)「金光様、まことにすずやかになりました」と持参された清酒や鯛をお供えされました。

★教祖様は、御神前に向かわれ、御祈念なさいますと、今度はご裁伝(教祖様のお口を通して神様のお言葉が下がる)があり、天地金乃神様は『何千何百人と参拝者はあるが、皆が気のふさがるような事を言い、一人として神を勇め慰める者はない。其方はおさなき婦人ながら、先の歓びを言い立てて神を勇める。神も誠に喜ぶぞ。』と伝えられました。そして翌年の3月、お上のお許しを頂かれて、山伏が来ることがなくなり、公に拝むことが出来られるようになられたのです。

★神様の仰せのままに、先を楽しみに喜んで信心させて頂きますと、自ずと結構な道が開けてゆき、安心の道を歩ませて頂けることが分からせて頂けます。

【金光教阿倍野教会 日参と聴教 おかげは足運びにあり】

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posted by 金光教阿倍野教会 at 05:43 | 令和2年の「み教え」