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2020年07月05日

●徳切れにならないように…

二代教会長・伊藤コウ師は、13才の折に肋膜炎と腹膜炎を併発なさり、高熱が出て骨と皮だけに痩せてしまわれ、医師も匙を投げる程の重症になられたのでした。ハル刀自(コウ師のご母堂)は、神様に「これまで親としての育て方が間違っておりました。神様の大切な氏子を預からせて頂いておりながら、大きくなれば家の為に、ああも育ってほしい、こうもしてほしいと、勝手なことを考えておりました。元気にならせて頂いたあかつきには、成長後も決して伊藤の家の為には使いません。只々神様の御用にお使い頂けるような人間に育てさせて頂きますから、神様のおかげによりまして、生き永らえさせて頂きます様に」と、神様にお詫びを申され、お願いなさいました。ハル刀自の一心に改まったご信心御修行により、コウ師は骨と皮のガリガリの体で、お腹だけは腫れているという死に瀕している状態でありましたが、2週間で全快のおかげを頂かれたのでした。

★コウ師は、無事に成長のおかげを頂かれ、全寮制の師範学校に通わせて頂かれました。その際、コウ師が4年間無事に通学のおかげを頂く為に、ハル刀自はすぐに腹を立てる性分であられたそうですが、神様に「この4年間、一切腹を立てないご修行をさせて下さい。」とお願いなさって、御修行なさったのでした。コウ師ご自身は、週末は教会にお礼参りを必ずなさり、それから家に寄って、縫物などの家の用事を寄宿舎に持ち帰らせて頂く、ということを続けられたのです。そうしてコウ師は、4年間一日の欠課もなく、優秀な成績で卒業なされたのでした。なんと、入学時に60数名おられた生徒も卒業できられた方はたったの20数名だったのです。また、コウ師のように皆勤で優等で卒業された生徒は、たった2名であったという事です。弱い弱い体であったコウ師がここまでおかげを頂かれたのは、ハル刀自の一心の祈りと、改まりの信心によるものです。

★二代金光四神様は、桂松平師に「桂さん、世の中で何が一番恐ろしいかのう」と問われた時「さようでございますなあ・・・、昔から、地震・雷・火事・親父と申しますが、私もそれが恐ろしゅうございます」と申し上げました。すると四神様は、「そうじゃのう。それもあるが、世の中に徳切れということがある。その徳切れが一番恐ろしいものじゃ。ちょっと見は立派な顔をして、髭の一つも生やしている旦那さまで、牢の中で赤い着物を着て苦悶している者がある。これは徳切れのために、めぐりが出てきて、白いものが黒う見え、黒いものが白う見え、悪いことが面白うなったのじゃ。信心も広大なおかげを受けた時は、これまでの信心の徳によって助かったのであるから、それからは、また改めて一心に信心させていただいて、徳を積んでおかぬと、後の大難が来たとき助からぬわい。」とみ教えなされたのでした。
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posted by 金光教阿倍野教会 at 05:49 | 令和2年の「み教え」