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2020年07月12日

●自分の置き場を決める

 二代教会長・伊藤コウ師は、「一番大切なのは、『自分の置き場所を決める』ということです。例えば、ご主人にはご主人の置き場があり、奥さんには奥さんの置き場がある。それなのに、場所が色々と変わる(立場をわきまえていない)というのは、性根が定まっていない、心が決まっていない証拠です。今日はここに居るかと思ったら、明日はどこかへ逃げてしまう・・・というように、自分の置き場所が決まっていない人は、いつも自分の置き場所を探し回らなければならなくなります。心の整理整頓がつかなくなっている状態です。そんな人は、自分の責任が邪魔くさくなり、自分に与えられた仕事に嫌気がさし、ちっとも結構にはなっていきません。」と、み教え下っています。

★初代教会長・伊藤徳次師が、32歳でお国替えなさったとき、コウ師の周囲の方の中には、「主人が有力者ですから、後のことは面倒をみてあげますよ」あるいは、「子供が居なかったのが幸いでしたね。教会は諦めて、違う道をいきなさい」等と、言ってこられる方があったそうです。しかし、コウ師は、「私は神様の御用をさせて頂きます。どのようなことがあっても、神様におすがりさせて頂きますので、おかげを頂かせて下さい。」と、覚悟を決めて神様にお縋りなさり、徳次師の願いを受け継がれたのでした。すると、徳次師の十日祭の当日、旧広前のご建築の為の建築委員が総辞職する、ということが起こりました。コウ師は、連判状を御神殿にお供えされ、「神様、私を可愛がって下さいまして、有難うございます。この度は、人に頼るな、神様におすがりせよとみ教え頂きました。有難うございます。どうぞ建築を成就させて頂けますように。」とお礼とお願いをされました。そうして、只一人、諦めることなく強く願いを持ち続けられ、およそ1年後には無事にご建築が成就されたのです。開教五年記念大祭に併せて、お広前の新築落成奉告祭が、盛大にお仕えになられたのでした。

★強く確かな願いを持たせて頂けば、自分自身に与えて頂いているお役目も自ずと見えてくるようになり、責任を全うさせて頂く覚悟もできるのです。神様一筋に本気でお縋りさせて頂き、自分のお役目を嬉しく有り難く、しっかり果たさせて頂けるよう、おかげを頂きたいと思います。

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2020年07月11日

●親子が共に神様からのお知らせを受ける 

7月10日は、伊藤ハル刀自(二代教会長伊藤コウ師の御母堂)の御命日でした。昭和7年にお国替えなさる直前の5月の御大祭が終わった後から、ハル氏はいよいよご容態が悪くなられたのです。そこで、コウ師はご神前で神様に「どうぞ助けて頂けますように。」と一心にご祈念なさっておられますと、神様から「お前は助けてくれと願うけれども、この度はいよいよ難しいぞ。今のうちに何でも聞きたいことは聞いておけよ。」と、ご祈念する度にお知らせがあられたようです。コウ師は悲しくて悲しくて、旧広前の楽室の中で嗚咽しておられたそうです。

★神様は、「今のうちに聞きたいことは聞いておけ。」と仰られますが、なかなかそのようなことは口に出すことは、出来にくいものです。「どうさせて頂いたら良いだろうか…」と考えながら二階に上がられて、ハル氏の様子を見に行かれますと、ハル氏は「ちょっとこちらへ来なさい。」とコウ師を呼ばれました。するとハル氏は「今のうちにあなたに伝えたいことがあります。これは箪笥の鍵です。この鍵で開けてみなさい。どこどこには何が入っています。今のうちに紙と鉛筆を持ってきて、私が言うことを控えておきなさい。」と仰られたのでした。コウ師はびっくりなさって「神様は自分にお知らせ下さるだけでなく、お母さんにもお知らせなさっておられたんだなあ。」と気付かれたのでした。その後の、6月の御本部御礼参拝の日にハル氏は危篤状態になられたのですが、お医者様が懸命に手を施して下さり、何とか状態は保たれました。その後、ハル氏がお国替えなさるまでの20日間以上、コウ師が傍に付きについてお世話なさったのでした。

★私たちは皆、常に神様からお知らせを頂いているのです。ご神徳を頂けば頂くほど、何事においても間に合うように神様からのお知らせを感じ取らせて頂けるようになり、運よく間よくおかげを頂くことが出来るようになるのです。一心にご祈念させて頂く稽古を日々させて頂きましょう。
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2020年07月10日

●素直に頂く心

 昨日は、二代教会長・伊藤コウ姫の38年廻れる例年祭をお仕え申し上げることが出来、真に有り難いことでございました。

★二代教会長・伊藤コウ師が、小学校の教師になりたての頃、同期の三人の内で男性一人だけが昇給されるということがあったそうです。自分が評価されていないと不足に思われた矢先、ほかの小学校に勤めている友人から「こちらの学校は待遇がいいですよ。移って来られませんか?」と誘いがあられたのです。コウ師は心が動き、お母様(伊藤ハル氏)にご相談されました。お母様は穴のあくほどコウ師のお顔を見られ「京で鳴らん太鼓は大阪でも鳴らん」と一言だけ仰ったのでした。

★コウ師は、このみ教えによってご自分の考え方の間違いに気が付かれ、「今の小学校で役に立たないのであれば、どこに行っても役には立たない。評価して頂けないという事は、自分の働きが足りないのだ」という事を悟られたのでした。それから改まって、朝も早くから出勤して掃除や準備を行き届いてなさり、授業について来られない生徒は、居残りさせて丁寧に指導していかれたのです。すると、学年で一番成績の良いクラスとなり、翌年には二段階も昇給して頂かれたのでした。

★先の親先生は、実に素直であられた、と思わせて頂きます。御母堂のハル刀自に正して頂かれますと、すぐ素直に「良く分からせて頂きました、ありがとうございます」と頂かれたのです。人間は誰しも、間違わないということはありません。だからこそ、いつもみ教えを頂き直し、信心を練り直すのです。

★色々なことが起こりくる世の中ではありますが、そういった変化に対応させて頂けるように、ご信心の器をしっかりと作らせて頂いて、出来てくることは全て神様が私達に与えて下さるご修行の材料であり、おかげの元であると有難く受け切らせて頂いて、それぞれに一段と向上させて頂けますように、根気よくどこまでも願い続け、み教えを頂き続け、信心の地を肥やし、根張りを良くしていくように、おかげを頂いてまいりたいと思わせて頂きます。

★『あなたが、親神様にああして下さいこうして下さいと色々に願うのも結構じゃが、それよりは、親神様あなたのおっしゃることがすぐ素直に有り難うございますと頂けるような人間にならせて下さい、というて願う方が心配がないぞな』

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2020年07月09日

●霊様がお喜び下さるご信心

昨日は、みかげ会例会が開催され、染井氏のおかげ話を聴かせて頂きました。ご信心のあられる奥様との結婚を機に入信なさり、奥様、お義母様の熱心なご信心によって教会に足が向くよう、一歩一歩お導き頂かれたそうです。

★染井氏のお母様は、現在満百歳でお元気でご長寿のおかげを頂いておられます。また、今月の朔日は、奥様のお母様(谷口マコト氏)の祥月命日だそうです。染井氏が毎日朝参りをなさって日参・聴教、お取次を頂いておられること、また教会の御用にお使い頂かれて、例会でおかげ話をさせて頂かれているお姿をご覧になられて、どれほどお喜び下さっておられることでしょうか。

★染井氏は、この度マンション購入の大みかげを蒙られました。昭和51年にお父様が建てられたお家が、42年の年月が経つため改装が必要になってきました。しかし、八尾のお家はお父様が建てられたお家ですが、このお家を手入れするよりも、マンション購入を考えるようになられました。お母様が家の近所の特別養護老人ホームに入所なさっている事もあり、八尾以外では考えておられませんでした。教会長先生にお取次頂かれますと「結構ですね、良い処で、おかげを頂きましょう」とみ教え下さいました。八尾、久宝寺あたりで探しておられましたが、なかなか思うような所が在りません。一昨年2月に奥様が教会の近くでマンションを建設しているのを見られて、早速パンフレットを頂かれ、翌朝教会長先生にお取次頂かれました。平面図をご覧頂くと、和室の押入の所を指で指され「ここにご神殿ですね」と仰っしゃり、さらに、新しいご神殿にお義母様の霊様をお祀りするようにみ教え頂かれました。同じ月の19日に手付金を打たせて頂かれ、11月30日に引き渡しも無事に終了し、12月3日に引っ越しが決定して、翌年の1月25日、教会長先生ご祭主のもと、新築移転奉告祭をお仕え頂かれたのです。

★染井氏は、毎日朝参りをさせて頂かれ、教会長先生に奥様とご一緒にお取次を頂かれて、お母様やご家族の健康をはじめ、日々のお仕事やご家庭の事をお願いなさっておられます。また、関東や信州方面へ毎月出張するときには、必ずお届けをさせて頂かれ、教会長先生からお下げ頂かれた御神米をおともして出かけておられます。毎日の信心を通して、実のお母様への親孝行に、そしてお義母様(谷口マコト氏)の霊様への親孝行に励んでおられますことは、真に有難いことでございます。
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2020年07月08日

●和らぎ喜ぶ心になれば

 先月の中頃に、額から右目の周囲、頬にかけてヘルペスの痛みが出はじめ、帯状疱疹になりかけました。有難いことに御神酒と投薬で抑えて頂き、入院することもなく毎日御用にお使い頂いたのですが、その後にヘルペス後の神経痛を初めて体験いたしました。経験なさった方から、激しい痛みだと聞いてはおりましたが、針で突き刺されるような痛みが、足の甲やすねなど様々なところに出てきました。6月末から激しく痛みだし、御神酒を毎日つけさせて頂いておりましたが、7月の2日まで痛みは続きました。

★そして2日の月例祭が始まる前に、祭服に着替えさせて頂く直前に、改めて「生神金光大神様、天地金乃神様、今回は結構なみ教えを頂きました。人の痛みが分かるようにと良い経験をさせて頂き、有難いことでございます。今回は、私に今一番必要な出来事を通して、有難い勉強をさせて頂いております。有難うございます。痛みがあるということは生かして頂いている結果でございますし、長年使わせて頂いたお礼が足りないということは明白でございます。どうぞ、しっかり御礼の申せる私に変わらせて頂けますように、何卒よろしくお願いいたします」と御祈念しながら御神酒を付けさせて頂きました。

★そして、祭服を付けて御祭典を仕えさせて頂き、御説教の御用にもお使い頂き、ふと気が付くとそれから痛まないのです。毎日のように御神酒も頂いていましたが、頂きようが足りなかったのです。またお礼の申し方・お詫びの申し方、御祈念のあり方が足りなかったのです。そういうことが、毎日の生活の中に多々あるのでしょうが、それをヘルペス後の神経痛を通して教えて頂いたことでした。み教えを頂いているということ、御神酒を頂けるということは、大変有難いことですね。神様から与えて頂いている出来事が、本当に有難いことだということが基本にありましたら、痛みを抱えながらでも、心から「結構なみ教えを頂き、有難うございます。この体験を通して、私はおかげを蒙らせて頂きます。有難うございます」とお礼を申せます。そうしておりますと、その時点からおかげを頂けるのです。

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2020年07月07日

●もっと喜ぶ稽古をして、もっとお礼を申す  

5日には、真栄根会例会が開催され、小林氏の有難いおかげ話を聴かせて頂きました。

★小林氏は、4月2日にバングラデシュの首都、ダッカから日本政府のチャーター便で帰国なさいました。2週間、ホテルで待機した後に帰宅されたということです。約3年間、バングラデシュに単身赴任をされてお仕事をなさってこられました。

★ある時、バングラディッシュで帰宅後にシャワーを浴びておられる時、シャワーの水道管と蛇口あたりから、「ゴボゴボ」と大きな嫌な音がし、シャワーのお湯の色が徐々に透明色から鉄粉の混じった黒に近い鉄色の水に変わったのです。そこで小林氏は、心中御祈念されて「親先生、金光様、生神金光大神様、今迄何気なく使わせて頂いているお水に対しての御礼が出来ておりませんでした。今後は常にお礼が申せるようにならせて頂けます様に。」とお礼とお詫びを申されたのでした。バングラデシュでは日本のように、蛇口を捻れば飲める程きれいな水が出てくる訳ではなく、鉄粉が混じり、ばい菌が多量に含まれている水である為、それを体内に取り込んでしまうと、たちまち体調を崩してしまうのだそうです。

★また、日本では、頭が痛い、歯がおかしいと体に異変を感じたら、いつでもどこでも保険により安価で、お医者さんに診察・治療して頂ける素晴らしいシステムがあります。バングラディッシュではそういうことにはいきません。しかし、小林氏は、駐在中一度も病院にお世話になられることがなく、体調がすぐれない時には、日々の御礼を申して、ご無礼をお詫びされ、何が何でも一心不乱に体調改善のお願いをさせて頂かれ、実意をもって真剣にお願いすることを教えて頂かれたのでした。

★また、歯磨きの為に水道水で口をゆすいだ後、二日間体中がひどく痛まれたそうですが、「体中全ての、悪毒病毒をお取り払い頂く機会を頂いた」という心になって、お礼を申されたのでした。また、帰国されてから、何の心配もなしに水を使わせて頂いて、「ここは本当に夢の国ではないだろうか。」と感じられ、「日々の生活の中で、もっと喜ぶ稽古をして、もっとお礼を申しなさい。」と、神様からみ教えを頂いたように思われたと、お話し下さいました。

★『ただただ生神金光大神様、天地金乃神様有難うございますという心さえあればそれでよろしい。「今月今日で一心に頼めい おかげは和賀心にあり」という見識を落としたら世が乱れるぞ。神々のひれいもなし。親のひれいもなし』
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2020年07月06日

●五つのお願い

 阿倍野教会では、神様の御機感にかなう「身代と人間と達者」が揃って代々続く家となるように、「五つのお願い」(体の丈夫、子孫の信心教育、豊かな生活、平和円満、徳と力)を基本として、誰もが願いを立てるように教えて頂いております。

1)体の丈夫・・・何事も体が資本です。心身健康のおかげを頂き、しっかりお役に立つ働きにお使い頂くことを、お願いさせて頂きましょう。

2)子孫の信心教育・・・子孫の方が、現在教会にお引き寄せ頂いていたとしても、油断なくお願いし続けることが大切です。反対に、現状ではなかなかお参りが出来ていないことがあられたとしても、決して諦めないように、親は良いお手本となる信心を心掛け、生涯かけて「伝わる信心」と「伝える信心」の両面からおかげを頂きたいと思います。

3)豊かな生活・・・「貧すれば鈍する」という言葉もありますが、人のことを思いやり、導かせて頂くためにも、自身が物質的にも精神的にも、豊かな生活のおかげを頂くことは大切なことです。

4)平和円満・・・いつも神様に心を向けさせて頂けば、誰とでも、どんな場面に出くわしても心を乱すことなく、どんな人をも重荷に感じることのなく、平和円満におかげを頂くことが出来ます。

5)徳と力・・・誰もが生まれながらに、有り難い徳と力を頂いているのですから、生涯かけて磨かせて頂きたいと思います。

論語の中に、「其の才有りと雖も 其の力無きときは行われず 其の才其の力有りと雖も 其の徳無きときは行われず(才能があっても力が無ければ成就せず、才能と力があっても徳が無ければ成就しない)」とあります。どれほど学問を修めて知識と教養があり、地位があったとしても、自分の力だけで自分の身や周囲の方を守り、自分の才能だけで全てに都合の良い生活を営む事は、決して出来ません。日々神様のおかげを頂いて神徳・人徳を頂かねば、人が信用して協力してくれず、その才能も実力も発揮する事は出来ないのです。

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2020年07月05日

●徳切れにならないように…

二代教会長・伊藤コウ師は、13才の折に肋膜炎と腹膜炎を併発なさり、高熱が出て骨と皮だけに痩せてしまわれ、医師も匙を投げる程の重症になられたのでした。ハル刀自(コウ師のご母堂)は、神様に「これまで親としての育て方が間違っておりました。神様の大切な氏子を預からせて頂いておりながら、大きくなれば家の為に、ああも育ってほしい、こうもしてほしいと、勝手なことを考えておりました。元気にならせて頂いたあかつきには、成長後も決して伊藤の家の為には使いません。只々神様の御用にお使い頂けるような人間に育てさせて頂きますから、神様のおかげによりまして、生き永らえさせて頂きます様に」と、神様にお詫びを申され、お願いなさいました。ハル刀自の一心に改まったご信心御修行により、コウ師は骨と皮のガリガリの体で、お腹だけは腫れているという死に瀕している状態でありましたが、2週間で全快のおかげを頂かれたのでした。

★コウ師は、無事に成長のおかげを頂かれ、全寮制の師範学校に通わせて頂かれました。その際、コウ師が4年間無事に通学のおかげを頂く為に、ハル刀自はすぐに腹を立てる性分であられたそうですが、神様に「この4年間、一切腹を立てないご修行をさせて下さい。」とお願いなさって、御修行なさったのでした。コウ師ご自身は、週末は教会にお礼参りを必ずなさり、それから家に寄って、縫物などの家の用事を寄宿舎に持ち帰らせて頂く、ということを続けられたのです。そうしてコウ師は、4年間一日の欠課もなく、優秀な成績で卒業なされたのでした。なんと、入学時に60数名おられた生徒も卒業できられた方はたったの20数名だったのです。また、コウ師のように皆勤で優等で卒業された生徒は、たった2名であったという事です。弱い弱い体であったコウ師がここまでおかげを頂かれたのは、ハル刀自の一心の祈りと、改まりの信心によるものです。

★二代金光四神様は、桂松平師に「桂さん、世の中で何が一番恐ろしいかのう」と問われた時「さようでございますなあ・・・、昔から、地震・雷・火事・親父と申しますが、私もそれが恐ろしゅうございます」と申し上げました。すると四神様は、「そうじゃのう。それもあるが、世の中に徳切れということがある。その徳切れが一番恐ろしいものじゃ。ちょっと見は立派な顔をして、髭の一つも生やしている旦那さまで、牢の中で赤い着物を着て苦悶している者がある。これは徳切れのために、めぐりが出てきて、白いものが黒う見え、黒いものが白う見え、悪いことが面白うなったのじゃ。信心も広大なおかげを受けた時は、これまでの信心の徳によって助かったのであるから、それからは、また改めて一心に信心させていただいて、徳を積んでおかぬと、後の大難が来たとき助からぬわい。」とみ教えなされたのでした。
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2020年07月04日

●天地の道理に適った生き方に

 このお道では、天地の道理に適った生き方に改まっていきなさいよと教えて下さっているのです。天地の道理に適った生き方をさせて頂きますと、私達の身心を健康に、生活を健全に保たせて頂くことが出来ます。お仕事の上では、必要な力を発揮させて頂くことも出来ます。心の持ちようだけを教えておられるのではありません。生活に密着して、実生活そのものを道理に適った生き方に変えていくのです。それが代々続かせて頂きましたら、体質も性質も改善させて頂ける、尊いご信心を教えて頂けるのです。ですから、一生懸命にみ教えを頂かれて、み教えに即した生活に改まらせて頂こうと御修行を心掛けていくことは、家族全体、親族全体、子供や孫までが結構になっていくのです。

★信行期間は、神様により一層にお礼を申し上げ、神様にお喜び頂けるような報告がさせて頂ける私達にならせて頂けますように、という願いに基づいて今日まで続いております。心からお礼を申しながら、日参と聴教に励ませて頂いて、本当に神様にお喜び頂けるような信心に、進ませて頂けるように願わせて頂きましょう。

★『日々がさら』というみ教えは、昨日までの自分に依存しない生き方を教えて頂いているのです。日々、新しく生命を頂いているという心で、一段と信心を進めさせて頂くつもりで、謙虚に頂き直していく姿を教えて下さっておりますから「ああしてきた、こうしてきた」ということに、あぐらをかいていない姿です。それは、自ら求めてご修行させて頂く姿ですね。

★常に神様に心が向かわせて頂いて、日に日に新たな求め方・頂きようがさせて頂けますように、稽古をさせて頂きましょう。「さあ、今日も一日、おかげを頂こう!」「お礼のご信心を進めさせて頂こう!」「今日も有難い心に満ち満ちて、天地の道理に適ったみ教えを、しっかりと生活の中に表させて頂けるように、心掛けさせて頂こう!」と、み教えの実践に心を配れるよう、一日一日ご信心を進めさせて頂きましょう。

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2020年07月03日

●炒り豆に花が咲く 

7月2日は、九之池氏のご命日でした。二代教会長・伊藤コウ師がご在世中のことです。九之池氏は学校卒業の後、朝から晩までの金融関係に勤務の為に、運動不足や不規則な食事が続かれ、段々と体力が落ちて、肺結核になられました。医師からは、「仕事はやめて、滋養のあるものを食べて横になっておくように…」と、言われたのでしたが、九之池氏は「何もせずに、寝込むだけでは申し訳ない!」と思われ、週1回専門病院に通われながら、自宅で療養することを決心なさったのでした。そして、毎朝朝参りをしてみ教えを頂かれ、1日の事をお願いし、帰ってから軽い畑仕事をする生活を続けられたのです。

★翌年には仕事に復帰され、朝参拝、会社勤めをなさる日々を送られたのですが、およそ2年後に、今度は腸結核を併発なさり、医師も匙を投げる容態になられたのでした。あまりにも辛くて、お広前で御祈念させて頂かれると、「お前の気持ちはよくわかった。今まで辛抱したのだから、もう少し辛抱しておかげを頂きなさい。」と、心に響かれたのでした。

★九之池氏は、「なんとしても、神様におすがりしておかげを頂くのだ!」という一心で、朝参拝、畑仕事、夜参拝という生活を送られたのです。食事をするとすぐ下痢をし、骨と皮だけに痩せていかれましたが、それでも、神様におすがりして、参拝と農業に励む生活を1年近く続けられました。

★そうなさるうちに、次第に体力を頂かれ、遂に肺結核、腸結核、全快根切れのおかげを頂かれたのです。更には、結婚して4人の子宝にも恵まれる等、まさに「炒り豆に花が咲く」おかげを頂かれたのでした。

★『信心には一心と真心と辛抱が大切である。その中でも真心が一番大切である。大抵の人は信心ということになると、一心が先になる。一心にお願いしておかげを頂こうと、一心が先になって、真心が後になる。それでは信心がえらくなってくる。真心を先にして、足らないところを一心と辛抱で補っていくと、楽に信心が出来ますよ。』(片島せん師の残されたみ教え)
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2020年07月02日

●根深い不成心をコツコツお取り払い頂く

 あるご婦人は、神経性の緑内障を患われ、大学病院等の数件の病院の医師から、「手術は無理、回復も見込めない」と診断を受けておられたのでした。両眼とも視力を失って、生きる気力も失いかけておられたところを、お導き頂かれ、二代教会長・伊藤コウ師のお取次を頂かれたのでした。

★その時に、「ここにお引き寄せ頂いたということは、神様がおかげを頂かせてやろうと思し召し下さっておられるからでしょう。3週間の日を切っておかげを頂きましょう。しかし、医師から、もう治らないと言われている程のことを、おかげを頂きたいとお願いするのですから、3週間何かご修行させて頂きましょう。」とみ教え下さったのです。「どんなご修行をさせて頂いたらよろしいでしょうか?」と尋ねられますと、伊藤コウ師は「お願いさせて頂くからには、『必ずおかげを頂ける』と信じること、そして、どんな小さなことでも、喜ぶ稽古をさせて頂きましょう。」とみ教え下されたのでした。

★ご婦人は、それから毎日朝と昼の2回、お導きの方が2人手を引いて付き添ってくださり、阪堺上町線の当時平野線の中野駅から電車に乗って、日参を続けることが出来られたのでした。そうして3週間経ったある日、ご婦人が1人でお参りになったので、三代教会長先生が、「今日はお導きの方々はどうなさったんですか?」と尋ねられますと、「今日は1人なんです。目が見えるんです。」と、答えられたのです。三代教会長先生は驚かれ、「それは結構なおかげを頂かれましたな!しかし、そんな大みかげを頂いたら、飛び上がるほど嬉しいでしょうに、なぜあなたは、それ程嬉しそうでもないんですか?」とお聞きになりますと、「そうなんです。自分でも、喜ぶのが下手やと思います。実は今日は針の穴に糸が通せて縫物が出来たのです。」と、答えられたということです。

★不平不足の心、我情我欲など、人間の不成心というのは根深いものがあり、簡単にお取り払い頂けるものではありません。1回でも多く参拝させて頂いて、繰り返し繰り返しみ教えを頂きつつ、自らご修行を決めさせて頂いて、コツコツと信行に励ませて頂きたいと思います。

★『信心は手厚くせよ。うちで信心しておりますと言うのは、信心の抜けたはじめじゃ。』

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2020年07月01日

●御恩を忘れない生き方

あるご信者が、初めて阿倍野教会にお参りなさった時のことです。二代教会長・伊藤コウ師のお説教の中で、『親は親たらずとも、子は子たれ』とのみ教えを聴かれ、「主人には、自分の両親を大切にしてもらっているのに、私は主人の両親に、何の親孝行も出来ていない」と、深く反省されたのです。と言いますのも、ご主人は、幼い頃に他家に預けられて育ったために、常々「私には親はいない。親とは思っていない」と言われ、親御さんとは音信不通となっていたのでした。ご婦人も、その状態を只々受け入れておられたのでしたが、「何としても親孝行をさせて頂きたい」という思いに変わられたのです。

★色々調べていくと、お母様の住むところが分かり、会いに行くことが出来られたのでした。お母様は、娘さん(ご主人の妹にあたる方)と暮らしておられたのでしたが、その娘さんは体に不自由を抱えておられ、お母様は、健康な息子さんは、他家に託し、娘さんを一人で育てる覚悟をして、生活保護を受けながら、身を隠すように二人で生活してこられたということだったのです。

★ご婦人は、ご主人には内緒でお母様のところに通われ、美味しいものを届けたり、時には生活の足しにと、お小遣いを渡されたりと、出来る限りの親孝行をなさったのでしたが、遂にご主人にそのことを告げる時がきたのです。お母様が体調を崩され、いつ息を引き取るか分からないという状態になられたので、奥様はご主人に、全てをお話しになったのでした。

★お母様がお国替えになった時に、奥様は、金光教の教徒にならせて頂いて、お母様の霊様をお祀りしたいとご主人に頼まれました。長年の恨みが簡単に晴れることは難しく、始めは渋々了承したご主人でしたが、お母様を合祀して頂いた頃から、お宅祭にも参列出来るようになられ、夫婦で共に拝むことが出来るように、変わっていかれたのです。そうしますと、お仕事の上で驚くような利益があがるというようなことも起こり、親孝行の大切さ、霊様のお働きのあらたかなことを、改めて感じることとなられたのでした。

★み教えを頂いて心に栄養を頂いて地を肥やしていきますと、段々と正しい方へ導いて頂けるのです。それぞれに半年間振り返らせて頂いて「あれもお世話になっていた」と分からせて頂き、お礼を申す幅が広がり、広大無辺な御恩を受けていることを忘れない生き方をさせて頂きましょう。

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