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2019年10月03日

●めぐりのお取り払いを頂き、信心のお徳を頂く

阿倍野教会が旧広前で御用させて頂いていた頃、月例祭の折に毎月一度、杉田政次郎師が祭典後の講話をして下さっていた時期があったのです。大変わかり易い、誰もが有難く拝聴させて頂けるお話で、ご高徳なお姿であられたと残して頂いております。

★杉田政次郎師がお若い頃、親兄弟、親戚、友達、近所隣みな、信心することに大反対でした。家内は絶えず病気になり、商売は暇になって、どうしようもないので、何とかおかげを頂きたいと、信心にいっそう励んでおられたのです。

★その頃、大阪の大今里村の吉原留吉という信者が、別段に頼みもしないのに、金光様のもとへ参詣した時、「金光様、杉田という人は日々広前に参り、月三度のお祭り日には朝から広前に詰めてご用をしております。それなのに、しだいしだいに家の者が病気になり、まことに難儀なことが続きますが、どういうことでしょうか」とお伺いして下さったのでした。

その時、金光様は『吉原さん、帰ったら杉田さんに言ってあげておくれ。年の若い間に、神様はめぐりのお取り払いをしてくださる。年が寄ってからのお取り払いでは、体がもたない。一つでも若い間に、めぐりのお取り払いをしてくださるのであるから、ここが辛抱のしどころである。今はあせってはいけない。梅の木は、年に三尺も伸びるけれども大木はない。楠は年に一寸しか伸びないけれど大木になる。今あせらないようにせよ。末で枝葉が栄えて大木となる』とご理解くださったと吉原さんから杉田師は伝えて頂かれたのでした。

★「ご信心させて頂いて、日々お広前に参拝し、めぐりをお取り払い頂いて、お徳を積ませて頂くことが大切です」と教えて頂いております。病気全快や商売繁盛も勿論大切なお願いですが、それは目先のことです。私達がご信心させて頂いて積み上げたお徳と、前々からのめぐりがせめぎ合って、一番軽い形で物事が起こってくると教えて頂いております。

それであれば目先のことばかりに捉われず、次から次へと様々なことが起こってくる中を「これで一つめぐりをお取り払い頂くのだ。このことを通して、わが家が本当のご信心に近づかせて頂くように、家内中がお徳を積ませて頂けるようなご信心をさせて頂かねば・・・」と願わせて頂くことが大切です。有難いことに、ご神縁を頂いている私達ですから、日々お届けをさせて頂き、足りないところは足して頂いて金光大神様のお取次のお徳を頂かせてもらえるように、毎日の日参・聴教に励ませて頂きましょう。
posted by 金光教阿倍野教会 at 05:58 | 令和元年の「み教え」