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2019年09月22日

●おかげとは、真に映る影

 昨日9月21日は、伊藤房次郎翁霊神様の御命日です。明治37年に55才でお国替えになられたのでした。伊藤の家の信心の初めは、コウ師のご母堂ハル氏お一人の、熱心なご信心によるもので、ご主人の房次郎氏は信心に大反対でした。しかしハル氏は、どこまでも諦めず、心が変わって頂けるように一心におすがりなさいました。

★ある時、房次郎氏は、「神様なんぞいるはずがない。もしいるなら、無礼を働くこのわしの手足は動かなくなるはずだ。」と言って、ハル氏が家で拝んでおられた小さな御神殿を、庭に投げつけて壊してしまわれたのでした。すると、程なくして愛娘・カツ氏の手足が動かなくなり、湯水も喉を通らない状態になられたのです。人力車に乗せて医師・薬・針やお灸など色々手を尽されましたが、一向に良くなりません。とうとう、房次郎氏が「どうしたら良かろう…」とハル氏に尋ねる心になられました。するとハル氏は、「お父さんが教会に参拝なさってお取次を頂いて下さったら、きっと良くなります。」とすすめられ、その時初めて教会へ一緒に参拝なさったのでした。

★房次郎氏は、お結界で畳が濡れるほど涙を流してお詫びし、「どうぞ助けて下さい。」と願われたのでした。するとお結界の先生は、「伊藤さん、貴方の心は神様に届きました。帰ってご覧なさい。」と仰せになりました。自宅へ帰ると、それまで手足も動かず、水もまともに喉を通らない状態であられたカツ氏が、「お父さん、お帰り!」と玄関までとび出して来たのでした。そこで親子が抱き合って泣いて喜び、そこから、家族中が勢を揃えてご信心なさるようになられたのです。

★ハル氏は不足を一切口にせず、「どうぞ主人が改まり、神様に心を向けさせて頂ける氏子にならせて頂けますように。家中が勢信心になりますように。その為には私がしっかりとご修行させて頂きますので、よろしくお願い致します。」と、神様におすがりなさり、「主人の無礼は私の無礼です。家内である私が代わりにお詫び申し上げます。」と、改まった信心をなさってゆかれたのでした。その真心が神様に届き、大きなおかげを受けられたのですね。

★『おかげとは、真に映る影である』と教えて頂いておりますから、何が起きて来ても不足は言わず、真心でもっておかげを蒙らせて頂きましょう。

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