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2018年12月28日

●立ち行く道の根本とは…

 阿倍野教会の信徒総代をなさった山階氏は、幼い頃に実母を亡くされ、義理のお母さんに育てられたのでしたが、「義母はいつも義弟ばかりを大事にし、自分は疎んじられている」と思い続けておられたのでした。そして、10代の終わりに家出をされ、「成功して親を見返してやりたい」という一念で、小さな鉄工所を営んでおられましたが、多額の借金を抱えられたのです。大変優秀なお方でありますのに、山階氏は中之島公園でアイスを売って、日銭を稼がなければならない苦しい状態に陥られたのでした。

★そうして、30年以上も親に音信不通の状態が続いておられたのでしたが、49才の時にお導き頂かれ、二代教会長伊藤コウ師の御母堂であるハル氏より「何十年も音信不通になっているとは、どれ程親は心配されていることでしょう。それは、親不孝の極みです。そこにあなたが結構にならない元があるのです。親の御恩のわからない人間にどうして天地の親神様の御恩が分かるでしょうか!まず両親にお詫びに行かせて頂き安心して頂きなさい。これからは親孝行させて頂けるように改まりなさい。」と熱心にみ教えを下さったのでした。

★山階氏は、ハル氏のみ教えを素直に頂かれて、早速実家に戻られてお詫びをされました。30年以上積み重ねてきた親不孝の心から、真に親孝行を願う心に切り替えることが出来られ、神様におすがりしながら、どこまでも真心で孝養を尽くされたのです。

★そうして一心にお詫びをなさり、道に落ちている古釘さえも拾って拝んで、おし頂くようになられ、身を粉にして働かれたのです。なんと、鉄工所は10年の間に目覚ましい発展を遂げ、従業員100名を超える大きな工場に繁盛のおかげを頂かれたのでした。また、お義母さんには、一番良い部屋を用意させて頂かれたのです。そして、会社の後継には、義理の弟さんに任せられ、親に安心して頂ける生き方に変わってゆかれたのでした。

★どれほど有難い能力を授けて頂いても、「御恩を知って御恩に報いる」という根本のところが分からなければ、立ち行くことができないのです。親孝行、ご恩返しという中心となる願いから外れることなく、神様を杖にして、有難いおかげを頂く道を歩ませて頂きましょう。

【金光教阿倍野教会 日参と聴教 おかげは足運びにあり】

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posted by 金光教阿倍野教会 at 05:46 | 平成30年の「み教え」