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2018年04月20日

●有り難い「今日」を積み重ねる

画家の松本光治氏は、36歳の時に網膜色素変性症のため失明されました。それまでに、台湾で総督府展に昭和8年より毎年入賞し、昭和11年、12年、13年、17年に文部省展、昭和16年、18年に一水会展で入賞されるという、画家としての華やかな経歴をもっておられましたが、36歳の時に突然症状が現れ、みるみる視力を失われたのでした。

★終戦後、帰国して大阪に戻られた時には、歩くのも奥様に手を引いてもらわなければならない状態に絶望し、自殺未遂までに至ったのでしたが、お導きを頂かれて昭和26年入信されました。二代教会長・伊藤コウ師より、「今日まで、体を思うように使わせて頂いてきたことを、神様にしっかり御礼を申し、またお願いしながら絵を描かせて頂きましょう」と、有り難いみ教えを頂かれたのでした。

★それから、日参してみ教えを頂かれるようになられると、朝に1分ほど、針程の視野に見える時間が出来るようになられたのです。松本氏は、その1日に1分の記憶を頼りに、再び筆を握られるようになられ、昭和27年より連続14回、一水会で入賞し、盲目の画家として新聞や雑誌で全国に紹介して頂かれたのでした。また、後進の指導も積極的になさり、報酬なしで絵を教えられたり、若い人の縁談のお世話をなさったりと、生涯お役に立つ働きに喜んでお使い頂かれたのでした。

★人の心はとても不安定で、今、有り難い心にならせて頂いたかと思えば、次の瞬間には心配や不足で心が一杯になって、先の希望を見失ってしまうような、危うい部分を誰しもがもっているのです。日々、神様にお礼と、お詫びと、お願いを丁寧に申し上げ、ご信心に基づいた確かな一日を積み重ねさせて頂きましょう。

★『先へ先へ、これで、先がどうなるやらと、わかりもせぬことを心配ばかりなさるなよ。ご信心しておられたら、神様が、さしつかえるようなことはなさりはせぬわい。日々おかげをもらえば、先がなんぼうあろうと心配はないじゃないか。日々身や心にまつわるお断りをして、昨日のお礼を申し、今日のおかげを願うてありがとうに暮らし、来る明日を楽しんで迎えれば、みなおかげになって、先の心配はないぞ』

【金光教阿倍野教会 日参と聴教 おかげは足運びにあり】

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posted by 金光教阿倍野教会 at 05:57 | 平成30年の「み教え」