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2018年04月19日

●心を亡くさないように

三代教会長先生が甘木教会の御大祭へ参拝なさった際、御祭典終了後の教師の座談会に出席された時のお話です。あるご信者の子供さんが、木から落ちて意識不明の状態になり、ご信者が血相を変えて、甘木教会初代教会長・安武松太郎師が座っておられるお結界に駆けつけて来られました。子供の状態をお届けされますと、安武松太郎師は「まあ、落ち着け、話を聞かねば、おかげは受けられぬ。今から金光様のお話をするから、心を落ち着けてとにかく私の話を聞きなさい。」と仰せになられたそうです。初めは心配でたまらずにジリジリとしていたご信者は、あまりの気迫に押されて、お結界で正座をし直して、み教えを頂いている間に段々と有難くなり、30分、1時間と時間が経つのを忘れてみ教えを頂かれたのでした。そうして、ご信者は家へ帰られますと、子供が息を吹き返して回復のおかげを頂いておられたのです。

★信心の世界には、理屈や常識で判断できない、素朴で純真、純粋なご神徳の世界があるのです。今すぐに、おかげを頂かねばならないというような、急を要するような時に、手っ取り早くおかげを頂くことを考えるのではなく、落ち着いてみ教えを頂く心になるということが、原点に帰ることであり、おかげを頂く一番の近道となります。

★現代、社会ではスピードが速くなり、新幹線が走るようになりますと、目的地へ行く時間も短時間で行くことができます。また、パソコンやテレビや携帯電話を持つようになり、情報も早く手に入り、人と連絡を取ることも簡単に早くできるようになりました。毎日効率を上げるところにばかり力を入れてしまって、大切なところを置き忘れてしまってはないでしょうか。「忙」という字は心を亡くすと書きます。現代のように忙しい世界にあって、忙しさを理由に、心を亡くさないようにしなければなりません。お広前に座り、み教えを頂くという事は、自分を見つめ直す時間でもあります。み教えを頂く時間さえも勿体ないと感じ、四拍手だけして帰るというのでは育ってゆきません。

★『うろたえ信心をせぬがよろしい。また、早くおかげを受けたいと思うて、うろたえるのは、近道をしようと思うて、知らぬ道をうろたえるのと同じことである。此方には大道を行けというようなものである。一心になりて信心しなさい。』
金光教阿倍野教会 日参と聴教 おかげは足運びにあり】

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posted by 金光教阿倍野教会 at 05:40 | 平成30年の「み教え」