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2017年12月18日

●有難いとばかり思えるように

三代金光様がご上京なされる時のことです。金光駅をお発ちになられる時に、お見送りのある方が「金光様、列車の進行方向に対して、後ろ向きにお掛けになったほうがよろしゅうございます。お疲れが違います。」と申し上げました。すると三代金光様は、後ろ向きにお腰掛けになられました。次に大阪でお乗換えの時、お出迎えなされた大阪のある方が、「金光様、前向きにお腰掛け下さいませ。」と申し上げました。それは、一教の教主であられる金光様のご体面を考慮に入れてのご進言でした。乗り換えられた金光様は、前向きにお腰掛けになられたのでした。そして、無事東京での御用をお済ませになられたお帰りの時も、東京から大阪までは前向きに、大阪から金光までは後ろ向きにお腰掛けなされて、お帰りになられたということです。いずれも、金光様を思われて申し上げられた真心からのお言葉でした。金光様はそれを、往きも帰りもそのままにお受け下されたのです。

★三代金光様は「有難い、有難いとばかり思う人には、有難いことばかりできてきます。」とみ教え下さいました。真心からの進言を有難いとばかり思って下さるからこそ、相手のことを立てて、相手が立ち行くように願って下さっているのだと感じます。

★「君子は泰(ゆた)かにして驕らず、小人は驕りて泰(ゆた)かならず」この泰か(ゆたか)ということについて、伊藤仁斎という方は、「私はこの点において人より勝れているということをみだりに表に出さないで、己れを慎んでいるから、自ずから泰かなのびのびした姿になる。又、人を先に立てる。人を立てるから驕るということがない。」と解説しておられます。

★自分の気持ちや都合を先に立てていると、心が狭くなり、いつも苛立ち、結果的に幸せから遠のいていくことになるのです。相手の助かりを願い、相手を立てる心持ちであれば、自分の心も穏やかになり、周囲の人にも喜んで頂けるようになります。日々の生活の中で、良いことを見つけ、どんな時にもお礼を申す稽古をさせて頂いて、何事も有難く受け切る受け物を作らせて頂きましょう。
【金光教阿倍野教会 日参と聴教 おかげは足運びにあり】

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posted by 金光教阿倍野教会 at 05:36 | 平成29年の「み教え」