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2017年12月06日

●自分に与えて頂いている役目

先日、あるご信者のお母様で、90歳近いお方がお国替えされました。その娘さんが先日お届けに来られ、「この度は、私自身が大変有難い経験をさせて頂き、有難うございました」とお礼を申されました。

★そのお母さんはご晩年、癌が見つかり、他の部分にも転移していることが分かられました。ご高齢であられたため、医師より「積極的に手術や化学治療はせず、穏やかに日々を過ごして頂いて、頂ける分だけ食事を頂いて、変わりなく過ごして頂き、天寿を全うして頂く様に」と勧められたそうです。自宅から実家まで車で約1時間半程かかるそうですが、出来る限り行かせて頂いて、食事を作って食べて頂いていたということです。お母さんは、「あなたの作ってくれる食事は美味しい。あなたが作ってくれるから食べる気力が湧いてくる」と喜んでくださったのでした。

★しかし段々と日が経つに連れ、食事が喉を通る量が少なくなっていかれました。病院で検査を受けられましたら、「これからはホスピスに入って緩和治療を受ける方がいいですよ」との診断です。ホスピスに転院が出来られて後のことですが、その娘さんは、少しでも長く生きて頂きたいと、躍起になって工夫を凝らし、あれこれとお母さんに様々な食物を用意されました。すると、医師から「あなたの考え方を変えて下さいよ。お母さんは、あなたが横に付いて食べさせるので、無理にでも食べようと努力なさっていますが、現状は、あまり食べたくなくなってきておられるのです。それを無理矢理食べさせるのは如何なものでしょうか。以前から他の人が作られたものは、お母さんは食べられなかったでしょう?あなたが作られたものなら、美味しい、美味しいと食べられたでしょう?あなたという存在がおられるということが、お母さんにとって一番の幸せで、宝物なのです。だからあなたは、これからじっと側に付いて、祈ってあげてくれるだけでいいのです。これからあなたが出来ることは一つです。それは見守ることです。それが現在あなたが出来る親孝行ですよ」と告げられたのでした。娘さんは、お母さんに対して、何をどのようにすべきかが分かられなかったのですが、神様が医師の口を通して、教えて下さったことに気付かれたのでした。

★自分自身が、今何をしなければならないか、神様から頂いているお役目(天命)を分からせて頂くことが大切です。主人として、妻として、子供として、夫々の立場で、どのようにお役に立たせて頂けば良いのかを自覚させて頂き、自分自身に与えて頂いた天命を全うさせて頂きましょう。
【金光教阿倍野教会 日参と聴教 おかげは足運びにあり】

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posted by 金光教阿倍野教会 at 06:11 | 平成29年の「み教え」