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2017年06月20日

●めぐりを積む生き方から、積徳を心がける生き方へ

昭和の初め頃、セルロイドの工場を経営なさっておられた植田氏が、お導き頂かれて阿倍野教会に参拝するようになられました。セルロイドというのは、重ねて置いておくと、気温の上昇で自然発火しやすい性質があり、植田氏の工場も三回火事を出しており、三回目の火事の時には、十代の若い工員を含む4名の工員が亡くなられたのでした。多額の借金もあり、大変な中をお導き頂かれて参拝なさり、二代教会長・伊藤コウ師のみ教えを聴かれますと、それまでの生き方考え方が、天地の道理に反することばかりであることが、段々と分かっていかれたのです。亡くなられた従業員の方々に申し訳ない思いで一杯になって、毎日涙を流しながらみ教えを頂かれたのでした。

★そして、お宅祭もお仕え頂くようになられたのでしたが、最初の頃はお祭りを拝まれるのは奥様一人で、従業員の方々は、お祭りをお仕えになられる後ろで、車座になって雑談しているような状態だったのでした。しかし、段々と回を重ねる毎に、ご主人も、工員の方々も、正装して参拝し、み教えを頂くように変わっていかれたのです。また、植田の家の霊様だけでなく、火事で亡くなられた4人の従業員の霊様方をお祀りされて霊祭を仕えさせて頂くまでにおかげを頂かれました。

★ある時、従業員のお一人が、「み教えを頂くようになってから、『使い儲け』の生き方から『儲け使い』の生き方に変わらせて頂くことが出来ました。従業員一人一人の心がけが変わってまいりまして、工場全体も結構に繁盛のおかげを頂いております、有り難うございます」と、お礼を申されたのでした。先に借金をしてでも、使いたいことにお金を使い、使った分のお金の返済に追い立てられるように働く「使い儲け」の生き方から、出来るだけ始末できることは始末し、出来た資金の中で工夫しながらやり繰りする「儲け使い」の、結構な生き方に変わらせて頂かれ、工場も拡大し発展のおかげを頂かれたのでした。

★信心の上でも同様に、おかげの先取りばかり考える生き方から、積徳を日々心がけてゆく生き方に変わらせて頂くことが大切です。積み上げた徳は、自分が必要な時に必要なように、体の上にも仕事の上にも現して頂けるようになることは、大変有難いことです。私たちも、日々お届けをして金光様のお取次を頂き、身についている悪癖、悪習慣を改まりましょう。そしてめぐりをお取り払い頂く努力を怠らず、み教えを頂いて、積徳の信行に励み、御用の徳、おみちびきの徳を積み重ねる有難い生き方にならせて頂きたいと思います。

【金光教阿倍野教会 日参と聴教 おかげは足運びにあり】

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posted by 金光教阿倍野教会 at 05:44 | 平成29年の「み教え」