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2017年03月27日

●神様を杖に無理のない生き方を

大正15年、阿倍野教会広前建築に取り掛かろうとする直前に、初代教会長・伊藤徳次師がお国替えされました。その徳次師の10日祭をお仕えさせて頂く日に、建築に携わっていた方全員が、教会長夫人・伊藤コウ師に対して、建築委員総辞職という連判状を提出なさったのでした。その巻紙には連名で、「役目を退かせて頂きます」と書かれてあり、皆が「肝心要の先生が亡くなられたのであるから、もう教会を建てる必要なし」という意見になってしまったのです。そこでその連判状を受け取られたコウ師は、「人を頼りにせず、神様を頼りにしなさい」との御神意と悟られ、人に頼る心を一切お取り払い頂けるように、神様を杖になさって、その連判状をご神殿にお供えして御礼を申されたのでした。それから、「どうぞ借金無しで建てさせて頂けますように」とお願いなさって、ご建築に取り掛かられたのです。

★ある時、伊藤ハル氏(コウ師のご母堂)の信心友達であられます竹本駒蔵師は、建築費の7割程の現金を「無期限・無利子ですから、遠慮なく使いなさい」とお持ち下さいましたが、コウ師は丁寧にお断りになられました。「恩借やご信者の分担金、銀行借入金なしで信奉者一同の真心からのお供えでおかげを頂きたい」と願われたのです。そしてついに昭和2年11月11日、開教5年の記念大祭と新築落成の祝祭を盛大に奉行させて頂くことが出来られたのでした。

★苦しい時、辛い時も「初代教会長先生のご遺志を何としても受け継がせて頂きたい」という願いを曲げずに、諦めずに願い続けられましたことは大変尊い有難いことです。私達も初代教会長先生からの願いを受け継ぎ、大切なことを次の代、次の代へと変わらずに受け継がせて頂きたいと願わせて頂いております。
【金光教阿倍野教会 日参と聴教 おかげは足運びにあり】
posted by 金光教阿倍野教会 at 05:44 | 平成29年の「み教え」