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2016年02月08日

●今させて頂ける親孝行

 あるご信者は軽度の認知症であられる親の介護をなさっておられます。以前、お一人で外出なさって、電車で一時間半ほどかかる前の住居に記憶を辿って戻られていたのでした。家族は、「もう一人では外出しないでほしい…」と思ってしまうのですが、それをご本人に伝えてしまうと、認知症が進行してしまうのでは…と悩んでおられました。

★そこで「行きたいと仰るところへ一緒に行かれるのも大事なことですよ。自分の都合を第一に考えず、親様が『○○へ行きたい』と仰ったところへ一緒に行かせて頂くことも大切です。」とお話しさせて頂きました。

★三代教会長先生が車いすでの外出が出来ておられた時に「家に帰りたい」と仰ったことがありました。奥様が「今は教会がお家ですよ」と答えられると「いや、自分の生まれた家へ帰りたい」と仰せになりましたので、車を運転させて頂いてご実家があったであろう所の近くまで向かわせて頂きました。三代教会長先生は小学校6年生の時に、両親の元をはなれて教会に入所なさったので、そのご実家に対する思いが強く出られ、帰りたいと感じられたのでしょうね。養子縁組が出来られた20才ごろ以降は、特に実家に帰って実の親に会うことをなかなか許して頂けなかったこともありましたので、実の両親に対する慕情がつのっておられた若い時代が、蘇る瞬間があられたのかなと思います。

★私達が出来ることというのは少ないのですが、今しておかなければいけない親孝行というものがあります。たとえば「○○へ行きたい」と言われて「今行くことは出来ません!」と反対してしまうのではなく、親の気持ちを汲み取って、どうすれば助かって頂けるかということを考えて行動させて頂くことが大切だと感じます。私自身も、振り返らせて頂きましたら、一緒に出掛けさせて頂いたことが有難い時間であったなあと思わせて頂きます。そうして親の心が豊かになるように過ごして頂く為との思いをもって、行動させて頂くということが大切であるなあと改めて思わせて頂いたことでした。

★私達はどうしても視野が狭くなってしまいがちです。また、自分中心に考えてしまいがちです。「今の時代はこうだ」とか「こちらの方が正しい」とか思ってしまいますが、そういうことでは計り知れないものがあります。理屈ではないもの、天地の道理であること、御神徳に満ちた世界があります。狭い狭い視野しかない私達ですが、もっと広いところを見させて頂けるようになれば、さらに有難いおかげを蒙らせて頂けるようになるのがご信心です。『信心は親に孝行するも同じこと』というみ教えを改めて頂き直して、今させて頂ける信心・親孝行を考えさせて頂きましょう

【金光教阿倍野教会 日参と聴教 おかげは足運びにあり】

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posted by 金光教阿倍野教会 at 05:52 | 平成28年の「み教え」